ホーム
活動記録
飛翔数
イベント
水質調査
自然環境
公園変遷
会の紹介

ビオトープの課題 生息環境の四季 ホタル 生物相調査 植物相調査

植生

■湿地内およびエコトーン    
 キショウブ 重点対策外来種 拡大中
特に【侵略的外来生物ワースト100】として指定されている。繁殖力が強く悪環境でも生育するのでビオトープ形成用に(無理解のうちに)植えられひろがった。ここではハナショウブが駆逐され一大群落。現在は根が湿地の表面を覆い尽くし、土中に生息するホタルには厳しい環境。悩ましい存在。黄菖蒲
 セイタカアワダチソウ 重点対策外来種 <<選択除草中>>
キショウブと競合しながら湿地のやや乾燥した地帯で地下茎を張っている拡がっている。湿地はそれでなくとも土が見えないのに。草丈が高いので水面の日照(による水温上昇)阻害の懸念がある。こちらも「要注意外来生物」で増殖中。背高粟立草
 ドクダミ    
エコトーン(この場合水際移行帯)に密生しており、ホタルのさなぎ形成時の阻害要因になる恐れ。一部乾燥化が進み群落が形成されだしている。
 セリ    
日当りの良いところに群生しているところがある。身近な場所なので時々季節の総菜材料調達に-と多量に摘んで行く光景もあり幼虫を踏み荒らしている懸念あり。セリはホタル生育環境には良いと言われているのだが。芹
 ユキノシタ    
日が余り届かない水際とそれに続く林の中に生えている。薬草だが、葉脈が白いので観葉植物的。ここではただ日陰で目立たなくひっそりと。季節になると白い花が咲く。雪の下
 ギボウシ    
こちらも日が余り届かない水際とそれに続く林の中にある程度の群落を作って生えている。日のあたるところでは夏にきれいな紫の花が咲く。擬宝珠
夏の暑い盛りに紫色の可憐な花を咲かせる。ちょうどホタルの発生後の時期に一面に咲いている。
 ヒメウツギ    
あまり日が当たらない湿地の中やエコトーンおよび付近の林の中に生えている。目立たないが白い小さな花が咲くとあざやかに自己主張。姫卯木
 ミゾソバ    
ホタルがいなくなった後の菖蒲田の主役は溝蕎麦。日の当たる一面にピンクの小さな花が咲く。昔谷津田だった生き残りなのか。 溝蕎麦
 スズメノテッポウ    
湿地の外縁部(エコトーン)中心に生育している。春先に穂をつけるが、日照のあまりないところなので、弱々しい。  雀の鉄砲
ヨシ   拡大中
湿地の中で猛烈に増殖中。伸びてから引き抜き除草を行なっているが、すごい勢いが止まらない。そのうちキショウブも駆逐していくのではないか。 葦
キツリフネソウ    
限られたエコトーンに目立つ可憐な花を咲かせる希少なコロニーが存在しています。
     
■雑木林内    
 キンラン レッドデータ 絶滅危惧I種  
木々の間に可憐な目立つ花を咲かせる。移植や鉢植えは絶対不可能種とのことで、野に咲くきれいな花なので手折られてしまう。絶滅寸前カテゴリーの野生蘭だ。散歩道の横にひょいと咲いているのだから保護の難しい品種。金蘭
 ギンラン レッドデータ 絶滅危惧II種  
可憐な白い花が咲く野生蘭。最近は「キンラン・ギンランの里」と銘打って何からの保護のためなのか不明な無粋な棒が立っている。銀蘭
 カントウカンアオイ レッドデータ 準絶滅危惧種 <<監視中>>
小さいけれど雲状模様のある葉があちらこちらに群生している。園芸種の野生化と思ったが、そうではないようだ。気にもとめていなかったので良くわからないが、調べて行ったら埼玉県では準絶滅危惧種指定。観賞用で採取され今では希少な存在。いつか花を見てみよう。 関東寒葵
 コナラ    
典型的な里山の木。春先は花が咲き、それが落花してあたり一面茶色の紐状のものに覆われます。秋には多量のドングリが。公園化して30年余、薪炭林としての伐採間伐等無くなり、また成長が早い樹種なため一部菖蒲田や沢筋に太陽光が届かなくなった。ホタル生育環境には間接的に悪影響か? 小楢
 クリ    
最近はクヌギ、コナラ等成長の早い樹種に押されて春先に花は咲かせるが、実のなるところは湿地の上部分の光のあたるあたり。 山栗
 フジ    
コナラにからんで湿地の上空の光のあたるあたりに伸びて花を咲かせる。天然の藤棚。
親蔓のまわりでフジの若芽が伸び出していた。また、あちこちに小さな株があり、その内木にまとわり出すのだろう。
 タニウツギ    
緑道沿いにあり、野生ではなく植えられたものと考えられる。この周辺ではめずらしい赤い花が咲く。 谷卯木
 チゴユリ    
 木陰に咲いている白い小さな花。林の中の斜面に群落を作っている。開花時期は数が揃えば小さいながらみごと。普通に生育しており、山歩きで踏み倒されていたり、無造作に扱われている。絶滅危惧種に指定されている県もある。 稚児百合
 ヤツデ    
定期的に下草刈りが行われる時に伐採されているのか、生育環境からなのか北斜面に小さなヤツデのみが散見出来る。日当りが悪いところだが最適生育環境なのだろう葉がつやつやしていてきれい。湿地内にも進出している。 八手
ホタルブクロ    

6月に日当りの良い林の中で花が咲く。はじめは園芸種のツリガネソウかと思っていたが、れっきとした野生種。公園内緑道からちょっと離れたところで赤紫の可憐な花をつける。ただ、日当りの良い数少ない場所なので蔦類との争奪戦で、絡まった状態。蛍の生息域にぴったりの植物?。 蛍袋

 

ヒメジョオン 総合対策外来種  
比較的日のあたる緑道脇に「清楚」に咲いている。要注意外来生物とのことだが、しぶとく生き延びている。姫女苑
セイヨウタンポポ 重点対策外来種  
「雲っこ広場」の片隅にコロニーを作っている隠れた問題児集団。日当りの良い緑道沿いに拡大中。 西洋蒲公英
オオキンケイギク 緊急対策外来種 <<監視中>>
生息域公園周辺まで繁茂している状態になった。域内侵入には目立つ花ので、皆さんに注意を呼びかけ監視中。 大錦鶏菊
ヒイラギナンテン 総合対策外来種  
公園内で見かけるが、外来種で・・問題有りのものということだ。 柊南天
ニワウルシ 重点対策外来種 <<監視中>>
なかなか厄介なものが増殖中。春先には旺盛な生命力で新芽(というより新幹)がニョキニョキと地面から出て拡大中、しかも綺麗な白い花が咲く。公園散歩中の人が問題な樹種とは気がつかない。 庭漆