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松風公園ホタルと生物多様性の未来を考えるシンポジウム

         2020年11月7日
「関東・水と緑のネットワーク拠点」(百選)の選定を受けて、その一環として専門家と関係者で現地を確認し、今後の「松風公園ホタルの里づくり」の活動方向付けのアドバイスと溜まりに溜まった疑問への質疑応答があり有意義なシンポジウムとなりました。
 講師として埼玉県生態系保護協会の高野徹さんをお迎えし、行政生物多様性担当者、公園管理者、地域の生物多様性保護活動者の方々、市議会議員、自治会環境関係委員などの参加をいただき、11月7日に松風公園隣接の東松山市高坂丘陵市民活動センターを会場にして開催しました。
 第一部
 開催にあたり講師・事務局の紹介とシンポジウム開催趣旨説明、現状と課題の説明を行った。事務局日本生態系協会の亀田さんからは「関東・水と緑のネットワーク拠点」の内容説明をいただきました。

課題①

ヘイケボタル生息域の(外来種)キショウブ問題の解決方法

 

課題②

令和元年東日本台風(2019年台風19号)による生息環境変化への対応方法

 

課題③

南側斜面林の落葉樹が大きくなりすぎ太陽の光が生息域に届かない。

 

 
 第二部
 松風公園入口にて参加者の記念撮影(マスク姿なので誰が・・誰やら)
 落ち葉が堆積しヘドロ化して埋まってきた呉器沼
 ホタル生息域状況確認:ワンドにかろうじて残った?保全策は・・・
 赤水の流れ
 赤水の源流確認
 もう一つの表層流の水路、唯一頼みの綱となっているホタル生息域へ流入する水質。 ハリガネムシと入水直後のカマキリに遭遇。マインドコントロールの奥深い生態系メカニズムの講義となった。
 菖蒲田、今はキショウブのみだが勢いはない、それに薄暗い。
   
 第三部

 現地確認後、課題の取り組み方や考え方について熱心な質疑応答がが行われた。

 考え方や計画があってのアドバイスなので、「どうしましょうか?」ではなく「どうでしょうか?」の質疑。眼から鱗の内容だったり有意義な盛り沢山な内容となった。

 これを受けて今後、自分たちの考えを整理し、方向付けをして関係者への説明をしてご理解いただき、より良い方向への保全活動ができれば・・・ということで得るものが大きかった。予定時間をオーバーしながら多くの関係者とも議論できた。

【展示パネル】

会場の奥にひっそりと展示パネルを床置き。閉会後、参加された方々にご覧いただけたので少しは役に立ったかな。