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2017.3/4松風公園ホタルの里整備作業2

 先週にひき続きホタル生息域の整備作業。今回は重労働の水路整備と落ち葉掻き。
公園の最上流水路は石垣擁壁と底を蛇籠で固定されたところから何も護岸のない湿地に広がる。表土はキショウブの地下茎でかっちり守られているため年に数回の豪雨で洗掘され水位が下がっている。湿地全体の乾燥化が進み、昔のホタル生息域は見る影もない。この湿地上流部に「ビオトープ池」を作り湿地の乾燥化対策と侵食の低減になるか試してみることにした。作業は足元が厳しい底なし沼状態。粘土質で水分を多く含んだ土では人力掘削なので重くすぐに息が上がる。
掘った土で下流側の水路を埋め、ビオトープ池の出口に丸太で堰を作った。もともとあった玉石は護岸柵として並べた。出来上がるとすぐに水が溜まってきたが、渇水期なのでしばらくは様子を見て適時修正を加えて実効あるものにしていく予定。

ホタル生息域の乾燥化対策堰設置

こちらも侵食により水位が下がり周りの乾燥化が進んでいるので丸太で堰をつくり、容易に流下しないようにした。この場所周辺はドクダミが繁茂してきており、密生度合いからホタルの生息に影響を与えていると思われる。

落ち葉掻きは延々と続く。どこまでできるかということとどこまでで良いかということのせめぎ合い。
水路の落ち葉を手ですくって慎重に生態調査。今年はついにトウキョウサンショウウオの卵塊を確認することができなかった。どうなったのだろう?
呉器沼上流の湿地。水路の落ち葉をすくい上げた。水路は流れを優先するために過去に掘削したため、水位が低く、湿地の乾燥化が懸念される。堰を設け水位を上げる手立てが必要。
 
 作業終了後、丘陵センターで行われているそば打ち教室に招待を受けおいしいそばをいただくことができました。感謝!。
 
7名参加 2.5時間の作業